メタルファイトベイブレードをご存知でしょうか?
爆転シュートベイブレードの後に始まった作品で、従来はプラスチック製が主流だったレイヤーにもふんだんに金属パーツが使用されたことが印象的でした。
そのメタルファイトの漫画に登場するライバルキャラ竜牙の愛機ライトニングエルドラゴの極龍Ver.がとうとうベイブレードバーストに参戦!
今回は、ベイブレードバースト仕様に生まれ変わった『ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver. 』の当時を思い出させるデザインと現環境にも通用する性能についてご紹介しましょう。
B-151 ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver. パーツ構成
今回ご紹介する『ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver.』は『B-151 ランダムブースターVol.17』に収録されています。
相手の息の根が止まるまで激しいアタックを繰り返す荒々しいベイです。
原作設定では封印されていた禁断のベイで、ライバルキャラの竜牙と共に強大な敵として何度も主人公たちの前に立ちふさがります。
それでは、ベイブレードバースト仕様に生まれ変わったレイヤーを中心に詳しく見ていきましょう!
レイヤー:ライトニングエルドラゴ(極龍Ver.)
ライトニングエルドラゴ 極龍Ver. | |
---|---|
攻撃力 | 4 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 2 |
機動力 | 2 |
バースト力 | 3 |
新規パーツのライトニングエルドラゴ(極龍Ver.)は、竜座をモチーフとしたアタックタイプの左回転レイヤーです。
様々な進化を遂げるエルドラゴの進化形態の1つで、漫画版でのみ登場しました。
連載当時(2009年〜2012年)にコロコロコミック応募者全員サービスでのみ購入できた黒・赤・金の特別カラーで、ベイブレードバーストへの参戦を心待ちにしていたブレーダーも多いのではないでしょうか。
当時と同じ形状ですが、現在の環境に対応できるようにメタルパーツを内蔵しており、重量は約20gと標準的です。
ドラゴンチップの様な4つの標準的なロックで、どちらかというと進みやすい印象を受けました。
側面の下段には黄金の鱗が飛び出していて、相手のレイヤーを無視してディスクにアタックできるようになっています。
ロックの進みやすさにやや不安はありますが、ディスクへの攻撃は相手の体制を崩しやすいので、安定した勝率が見込めそうなレイヤーです。
ディスク:10(テン)
10(テン) | |
---|---|
攻撃力 | 0 |
防御力 | 2 |
持久力 | 0 |
重量 | 1 |
機動力 | 2 |
バースト力 | ‐ |
10(テン)は内重心の大径10枚刃が安定性を生み出すディフェンス系ディスクです。
重量は約22gと重量級ディスクには劣りますが、重心を中央に寄せているため、フラつきを抑える効果が期待できます。
フレームに対応しているため、ベイのタイプに合わせたカスタマイズも可能ですが、フレームを取り付けることで本来の性能を発揮できない可能性も…
個人的には、イマイチ強さが実感できていないパーツです。
フレーム:R(リーチ)
R(リーチ) | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 1 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
R(リーチ)は、左右で高さの異なる刃で攻撃範囲を広げるフレームです。
回転時には、ディスク〜約5ミリ下までがレイヤーとほぼ同じ径になるため、ベイが傾いた時だけでなく、ベイが平行にアタックした時にもディスクアタックを可能とします。
しかし、傾いた時にスタジアムに接触するリスクも増してしまうので、安易な起用は逆効果かもしれません。
持久勝負には向かないので、激しいアタックを繰り出すドライバーとの相性が良さそうですね。
ドライバー:Z'(ゼファーダッシュ)
Z'(ゼファーダッシュ) | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 1 |
重量 | 0 |
機動力 | 3 |
バースト力 | - |
Z’(ゼファーダッシュ)は軸先の中央に穴を開けることで、フラット軸でありながら接地面との摩擦が少ないバランス系ドライバーです。
シュート直後から中々スピードが落ちず、持久性能は勿論、中盤〜後半の攻撃性能も高いのでアタックタイプのレイヤーと相性が良さそうです。
同じ軌道を描くZ(ゼファー)ドライバーよりもバネが強化されてロックが進みにくくなっている点もアタックタイプ向きですね。
持久性能と攻撃性能を両立したドライバーなので、スピンフィニッシュ・オーバーフィニッシュ・バーストフィニッシュどれもが期待できそうです。
デフォルト構成
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | 7 |
防御力 | 2 |
持久力 | 1 |
重量 | 4 |
機動力 | 7 |
バースト力 | 3 |
『ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver.』をスタンダードスタジアムで戦わせてみた感想をまとめていきます。
数値以上の攻撃性能の高さに驚かされました。
ディスクにアタックするため序盤から相手の体制を崩しやすく、高確率でスピンフィニッシュを狙えます。
ディスクに激しいアタックを受けた相手がそのまま場外に飛んでオーバーフィニッシュとなる場面も多々見られ、その攻撃性能の高さが伺えました。
ロックが緩いので、どのベイと戦ってもロックが進んでいましたが、相手のレイヤーと接触していないからかバーストせず、手持ちの3on3メンバー全員を倒すまさかの快進撃!
「え…めっちゃ強い…」
特に、バースト狙いのジャッジメントヴァルキリー 滅が激しくアタックして来るのにも関わらず、ディスクへのアタックで相手の体制を崩してスピンフィニッシュで勝利したことには驚きました。
相手のレイヤーに自身のレイヤーが接触せず、ロックが緩くてもバーストしづらいというベイはライトニングエルドラゴ(極龍Ver. )だけなのでは無いでしょうか。
ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver.の総重量は約52gと軽いため、重量と持久力を兼ね備えた『B-153 レガリアジェネシス.Hy』には通用せず、負け越してしまいました。
そのままでも十分強いベイだと感じましたが、重量や攻撃性能を高める改造を施せば、さらなる活躍が期待できそうです。
触れるもの全てを弾き飛ばす最強改造
ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver.の強みは、機動力によるアタックの威力と、フレームによる攻撃範囲の広さでした。
そこで、さらに機動力と攻撃範囲を強化した触れるもの全てを弾き飛ばす最強改造が『ライトニングエルドラゴ.Bl.Ul' 極龍Ver.』です!
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | 11 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 8 |
機動力 | 6 |
バースト力 | 3 |
Bl(ブリッツ)ディスクは、約29gと最も重量のあるディスクです。
重量でアタックの威力を上げるだけでなく、遠心力で開く3つの刃を搭載しており、ディスクでもアタックできるギミックを搭載しています。
そして、この改造の一番の肝であるUI'(アルティメットリブートダッシュ)ドライバー。
最大の特徴は、遠心力によって軸先が切り替わることです。
遠心力が強いシュート直後は、細いプラスチック軸で素早く外周を走り回り、相手の攻撃を避けます。
そして、遠心力が弱まるバトル後半に、極太のフラットラバー軸で鋭いアタックを繰り返すのです。
相手の回転が弱まる頃になってから、ラバー軸で加速したライトニングエルドラゴ(極龍Ver.)レイヤーのディスクアタックが決まれば相手は弾き飛んで動けなくなります。
漫画のような激しいアタックで勝利をもぎ取れるベイの完成です!
UI'(アルティメットリブートダッシュ)ドライバーの加速は凄まじく、あの電動ベイ『B-153 レガリアジェネシス.Hy』をもオーバーフィニッシュで倒すことができました。
「竜皇剛覇翔ォォ!!」
竜牙(CV:津田健次郎さん)の様に叫べば、気分は悪の組織『暗黒星雲(ダークネビュラ)』を率いる世界最強のブレーダー!
この改造で使ったパーツの入手方法をご紹介しましょう。
Bl(ブリッツ)ディスクは、『B-149 GTトリプルブースターセット』に収録されているベイの1つロードスプリガン.Bl.D'に使われています。
Ul’(アルティメットリブートダッシュ)ドライバーは、『B-153 ベイブレードバーストGT改造セット』に収録されているベイの1つプライムアポカリプス.0D.UI'に使われています。
どちらのセットもベイブレードにしては高額ですが、入手困難だったレアパーツや、このセットでしか手に入らない新パーツがたっぷりが入った超オトクな内容なので、入手することをおすすめします!
まとめ
『ライトニングエルドラゴ.10R.Z' 極龍Ver. 』は攻撃性能・持久性能に優れ、どんな相手にも良い勝負をしてくれる使っていて楽しいベイでした。
重量・攻撃範囲・機動力をアップした『ライトニングエルドラゴ.Bl.Ul' 極龍Ver』に改造すれば、触れるもの全てを弾き飛ばして勝利をもぎ取る漫画のような活躍を見せてくれるベイとなります。
『B-151 ランダムブースターVol.17』のレア枠ということで入手は簡単ではありませんが、苦労する価値があるベイでしたので、是非入手してみて下さい!