BLADERS

ベイブレードバーストにハマってしまった爆転世代のアラサーおじさん達のブログ

B-171 ネイキッドディアボロス.11.Wv 極 レビュー|新ドライバーと極ウエイトも収録の激熱ベイ

B-171 超王トリプルブースターセット ネイキッドディアボロス.11.Wv 極

豪華セット『B-171 超王トリプルブースターセット』から、最後に紹介する1機が『ネイキッドディアボロス.11.Wv 極』です。

3機のうちで唯一のGT(ガチンコ)レイヤーのベイとなりますが、新収録のドライバーと、大会でもド定番の超人気レアパーツも入った、見逃せない構成となっています。

今回は、そのネイキッドディアボロス.11.Wv 極の各パーツの詳細と、デザインまで重視した最強改造をご紹介します。

B-171 ネイキッドディアボロス.11.Wv 極 パーツ構成

今回ご紹介する『ネイキッドディアボロス.11.Wv 極』は、GTから超王へとシリーズが変わって5ヶ月が経とうとしているのに、年に1度のトリプルブースターに収録されるという快挙を成し遂げたGTベイです。

「時代に取り残された使えないパーツばかり」なんてことも無く、それどころか大会では必須とも呼べるくらいに強力なレアパーツも含まれています。

とはいえ、「今さら必要…?」なんてパーツが含まれていることも、また事実。

そんなネイキッドディアボロス.11.Wv 極の各パーツを1つずつ見ていきましょう。

レイヤー:ネイキッドディアボロス 極

トリプルブースター ネイキッドディアボロス 極

まずはレイヤーのネイキッドディアボロス 極から見ていきます。

トリプルブースター ネイキッドディアボロス 極を分解

ステッカーを貼らないと地味かなと思いきや、ベース内部はなぜか赤で色分けされているという不思議な配色のベースが目を引きますね。

ガチンコチップ:ディアボロス

トリプルブースター ディアボロスチップ
ディアボロス
攻撃力1
防御力1
持久力0
重量0
機動力0
バースト力1

ディアボロスは、2種類しか存在しない左右両回転対応のガチンコチップです。

ディアボロスといえば赤黒のイメージが強いため、今回のカラーリングもよく似合っていて格好良いですね。

トリプルブースター ディアボロスチップ ロック形状

ただ、現在のルールでは両回転ベイがデッキに1機しか入れられないため、同じ左右両回転でロックも硬いスプリガンを差し置いてまでディアボロスを採用する理由がありません。

9月には超王のスプリガンである『ワールドスプリガン.U' 2B』も出ることですし、「2機まではOK」ですとか「回転方向を変えられない組み合わせならば両回転リング・ベースの複数使用可」のようにするなど、選択肢の自由を広げてもらえると嬉しいですね。

ウエイト:極

トリプルブースター 極ウエイト
攻撃力0
防御力0
持久力2
重量3
機動力0
バースト力0

今回の目玉パーツが、最強のウエイトと呼んでも過言ではない極ウエイトです。

これまで読み方が「ゴク」なのか「キョク」なのか「キワミ」なのかがちょっと自信を持てなかったのですが、今回「ゴク」だと判明して安心しました。

その極ウエイトがどう強いのかですが、閃ウエイトの完全上位互換です。

左:極ウエイト・右:閃ウエイト

6点全てに重りが配置されているためにバランスが良く、そのうえ重量も全ウエイトで最大と、まさしく最強のウエイトです。

トリプルブースター 極ウエイト 重量

ちなみに今回入手できた極ウエイトの重量は10.6gでした。

閃ウエイト 重量

閃ウエイトの重量7.7gと比べると、ウエイトのみで約3gもアップできるのは大きなアドバンテージですね。

大会への参加や、レアベイの当選など、入手方法が非常に限られていましたが、その極ウエイトがとうとう誰でも手に入るようになりました。

ステータス上は持久力のみの向上となっていますが、重さはそのまま攻撃力・防御力にも直結するため、GTレイヤーに組み込むだけで全能力を底上げしてくれます。

極端に重心の偏った轟ウエイトや、重さは皆無ながらバースト耐性を引き上げる幻ウエイトなどの特殊なウエイトを使っていないのであれば、今のベイのウエイトを極に交換するだけで、そのまま戦力アップとなるのです。

左:ヴァルキリーチップ+極ウエイト・右:ディアボロスチップ

「ウエイト内蔵のディアボロスチップの重量」と「通常のチップ+極ウエイトの重量」は、ほんのわずかにディアボロスチップの方が重たくなるものの、ほぼ互角です。

そのため、重心を偏らせて攻撃力を高めたいならディアボロス、性能全体をバランス良く強化したいなら極ウエイト、という使い分けがおすすめです。

ベース:ネイキッド

トリプルブースター ネイキッドベース
ネイキッド
攻撃力1
防御力4
持久力0
重量2
機動力1
バースト力2

GTレイヤーシリーズ最大級の厚みを持つネイキッドは、ディフェンスタイプの左回転専用ベースです。

見た目の印象に対して軽いという弱点があるため、重い極ウエイトとの組み合わせはなかなかマッチしているように感じます。

とはいえ、ネイキッドが真価を発揮するのは、やはりPr(パラドックス)ディスクを組み合わせた時でしょう。

bladers.hatenablog.com

ベースをディスクで包み込み、バーストのリスクを大きく軽減できます。

このディスクとレイヤーを1つに組み合わせる仕組みは、まさに現在の超王レイヤーシステムの先駆けとも言える構造です。

ネイキッドもパラドックスも、これまではランダムブースターのみでしか収録されていなかったため、セットで持っていなかった人も多いのではないでしょうか。

wbba.ストア限定ではありますが、8月29日発売の『ロードアキレス.Pr.Qc'』にパラドックスが収録されていますので、今回初めてネイキッドを手に入れた人はネイキッド+パラドックスの改造をぜひ試してみてください。

bladers.hatenablog.com

ディスク:11(イレブン)

トリプルブースター 11(イレブン)ディスク
11(イレブン)
攻撃力1
防御力1
持久力1
重量1
機動力1
バースト力-

ネイキッドディアボロス.11.Wv 極だけでなく、超王トリプルブースターセット全体で見ても、今回最も収録理由が分からないのが、ディスクの11(イレブン)です。

フレームパーツの取り付けが可能で、スペック面でもバランスの取れた数値となっており、一見すると「優秀なパーツ」のようにも感じます。

左:イレブンディスク・中:ゼロディスク・右:ダブルオーディスク

しかし、実際のところ、フレームの取り付けが可能なディスクならば0(ゼロ)00(ダブルオー)で事足ります。

さらには、フレーム付きのディスクを上回る重量のWh(ホイール)もありますし、ダブルシャーシを採用する場合にはディスク自体が不要になります。

そんな環境で、あえてイレブンを使う理由…特に思いつかないですね。

ドライバー:Wv(ウェーブ)

トリプルブースター Wv(ウェーブ)ドライバー
Wv(ウェーブ)
攻撃力0
防御力1
持久力2
重量1
機動力2
バースト力-

今回唯一の完全新規パーツが、ドライバーのWv(ウェーブ)です。

Wv(ウェーブ)ドライバー軸先

中心に小さな突起があるフラット軸、その周りを波打ったリングが囲い、さらにその外側に滑らかな大型リングを備えた、多段形状となっています。

この形状が、傾いた時に高い姿勢制御性能を生み出し、スタミナ勝負で最後まで粘り強さを見せてくれるのです。

左:Wv(ウェーブ)ドライバー・右:Xt+(エクステンドプラス)ドライバー

さらには、この複雑な形状を実現するために、背も高く設計されています。

トリプルブースター Wv(ウェーブ)ドライバー

大型のリング部分がフリー回転してくれれば文句無しだったのですが、「そこまですると強すぎたのかな?」と感じるくらいには、終盤の安定性が優秀なドライバーです。

左:Wv(ウェーブ)ドライバー・右:Rs(ライズ)ドライバー

中央に小さな突起があって、姿勢を支えるパーツが周囲に付いているドライバーですとRs(ライズ)がありますが、そのライズと大きく異なるのは同回転での削り合い性能です。

ライズは逆回転相手の送り合い時に回転吸収性能がとにかく優れていますが、同回転相手ですと極端に弱いんですよね…。

それに対し、ウェーブはむしろ同回転相手の削り合いに強く逆回転相手の送り合いでも相当戦えるというのが特徴です。

デフォルト構成

B-171 トリプルブースター ネイキッドディアボロス.11.Wv 極
合計点
攻撃力3
防御力7
持久力5
重量7
機動力4
バースト力3

B-171 ネイキッドディアボロス.11.Wv 極をスタンダードスタジアムで戦わせた感想です。

何と言いますか、ネイキッドの性能を活かし切れていない感がひしひしと伝わってきます…。

B-171 トリプルブースター ネイキッドディアボロス.11.Wv 極 横から

パラドックスへの交換が前提となっているような、そんな印象を受けます。

ただし、「活かし切れていない」とは言ったものの、決して総合的なバランスは悪くないです。

B-171 トリプルブースター ネイキッドディアボロス.11.Wv 極 傾き

真円形状が優秀なネイキッドの弱点であった軽さを極ウエイトがカバーしてくれて、そのまま序盤を耐え抜けば、終盤はウェーブの姿勢保持力と転がり性能の高さが光ります。

ネイキッドディアボロス.11.Wv 極とフレーム

イレブンディスクをあえて使うのであれば、フレームを付けて強化してあげたいところですね。

見た目の統一感まで重視した最強改造

ネイキッドディアボロス.Pr.Wv 極

『ネイキッドディアボロス.11.Wv 極』らしさを最大限活かしたまま戦闘力をアップさせるなら、やはりディスクの交換がベストでしょう。

ネイキッドディアボロス.Pr.Wv 極を分解

そして、色の統一感まで重視するなら、ランブー17に収録されている『ドレッドファブニル.Pr.R 滅』のクリアグレーのパラドックスが相性抜群です。

ネイキッドディアボロス.Pr.Wv 極 横から

パラドックスはネイキッド専用の上向きで使用した時でも、組み合わせるドライバー次第でスタジアムとの擦りやすさが大きく変わります。

そのため、背の高いウェーブドライバーとの相性が良く、これまた「ディスクをパラドックスへと交換してくださいね」というメッセージが込められているように感じました。

ウェーブを活かす改造については、また別の機会に紹介させていただきます。

まとめ

『ネイキッドディアボロス.11.Wv 極』のおかげで、大会への参加やレアベイゲットバトルなど、入手難易度が激高だった極ウエイトが、グッと入手しやすくなったのは嬉しいですね。

ウェーブドライバーも、スタミナタイプのベイ好きな人なら見逃せない新パーツです。

3機を振り返ってみると、昨年のGTトリプルブースターセット以上に、有能なパーツが多く収録されている豪華ラインナップだと感じました。

レアカラーが当たってしまったせいで(おかげで?)、今回は結局3個買いましたが、お値段アップ分以上の満足感を得られて大満足です。

超王トリプルブースターセットのほか2機についても感想をまとめていますので、そちらもぜひチェックしてみてください!

bladers.hatenablog.com

bladers.hatenablog.com