今回ご紹介するのは、ベイブレードバーストGT B-151 ランダムブースター Vol.17に収録されているレア枠の『タクトロンギヌス.12E.T'. 双』。
ベース・ウエイト・ドライバーには新収録のパーツが使用された何とも豪華な構成となっています。
タクト(機転)の名前通り、臨機応変な対応ができるギミックを搭載していることが特徴です。
そんなタクトロンギヌス.12E.T'. 双をデザイン重視のおすすめ改造と合わせて紹介していきます!
B-151 タクトロンギヌス.12E.T'. 双 パーツ構成
今回ご紹介する『タクトロンギヌス.12E.T'. 双』は『B-151 ランダムブースターVol.17』に収録されています。
ウエイトによって形状が変化する新ギミックを搭載したレイヤーと、相手を見てから戦い方を選べるドライバーがポイントのバランス型ベイです。
それでは、新収録のベース・ウエイト・ドライバーを中心に詳しく見ていきましょう!
レイヤー:タクトロンギヌス 双
まずはレイヤーのタクトロンギヌス 双。
バランス型でありながらも攻撃的なカラーリング・形状なので、歴代ベイの中で最も禍々しさを感じました。
新ギミックを搭載したタクトベースと、新形状の双ウエイトに要注目です!
ガチンコチップ:ロンギヌス
ロンギヌス | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
破滅の槍ロンギヌスをモチーフとした左回転専用チップです。
激しいアタックの反動を耐えられる2つの硬いロックを備えたアタック型の特徴を持っています。
ロック数は少ないものの、硬いロックは多少の攻撃を受けても進まないため、防御性能も高いと言えるでしょう。
今回はカラーリングが紫・真紅となっているので、今まで以上に破滅の槍っぽさが増した様に感じています。
ウエイト:双
双 | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 1 |
重量 | 2 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
新パーツの双ウエイトは、重さを左右2箇所と中央に配置することで攻撃力と持久力を同時に高める特徴を持っています。
同様に刃に重さを乗せて攻撃力を高めるウエイトには滅ウエイトがありますが、刃が極端に重たくなることでフラツキやすく、持久力が低下する欠点を持っていました。
しかし、双ウエイトなら中央にも重りを配置しているのでフラツキにくく、長期戦にも対応しています。
バランスの良いウエイトなので、型を選ばずに採用できそうです。
ベース:タクト
タクト | |
---|---|
攻撃力 | 3 |
防御力 | 2 |
持久力 | 1 |
重量 | 4 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
ウエイトと同様に新パーツであるタクトベースは、攻撃性能・防御性能を変化させる新ギミックが最大の特徴です。
上下2つの刃に加え、ウエイトの形状に合わせて最大6つの刃が出現します。
外周全てに重りが配置されている閃ウエイトなら、合計8つの刃で連打するアタック系レイヤーの完成です!
対して、重りを配置しない幻ウエイトを使えば刃は出現しないので、円形に近いディフェンス系レイヤーとなります。
完全な円にはならないため、防御特化のドレッドベースなどよりも攻撃力がありそうですね。
さて、新ギミックも素敵ですが、私が一番魅力的に感じたのはどう見ても悪者っぽい禍々しいカラー・デザインです。
私のように、ロケット団・闇文明などのダークな設定が好きな人なら気に入ること間違いなし!
ディスク:12(トゥエルブ)
12(トゥエルブ) | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 1 |
機動力 | 3 |
バースト力 | ‐ |
12(トゥエルブ)は、プロペラのような刃がダウンフォースを生み出すことで、ベイとスタジアムの摩擦を強めるアタック系ディスクです。
重量は17gと軽量級で、フレームの装着に対応しています。
しかし、正直なところダウンフォースの恩恵は感じられず、ただ軽いだけのディスクといった印象を受けました。
ディスクの重さとベイの回転力は比例するのでイマイチ強さを感じられず、活用方法が見いだせていないパーツです。
フレーム:E(エキスパンド)
E(エキスパンド) | |
---|---|
攻撃力 | 0 |
防御力 | 1 |
持久力 | 1 |
重量 | 0 |
機動力 | 1 |
バースト力 | 0 |
E(エキスパンド)は、穴の空いた4枚の刃がアッパーフォースを生み出すことで、ベイとスタジアムの摩擦を軽減するスタミナ系フレームです。
アッパーフォースのおかげか、ディスク部分の径が大きくなるからか分かりませんが、体感的には回転力が向上したように感じました。
しかし、12(トゥエルブ)ディスクとの組み合わせは最悪です。
ダウンフォースとアッパーフォースでは真逆の効果なので、ディスクとフレームどちらかの改造が必須と言えるでしょう。
タクトベースがアタック系・ディフェンス系・スタミナ系と自在に変化するので、レイヤーの変化に合わせた改造を施すために特徴が真逆なディスクとフレームが採用されているのかもしれませんね。
ドライバー:T'(トランスダッシュ)
T'(トランスダッシュ) | |
---|---|
攻撃力 | 3 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 1 |
機動力 | 2 |
バースト力 | ‐ |
T'(トランスダッシュ)も今回追加された新パーツで、攻撃モードと持久モードを切り替え可能なギミックが特徴です。(能力値は攻撃モード)
パーツ交換なく切り替えることができるので、相手を見てから戦い方を選ぶことができます。
モード切り替えのギミックを持ったT(トランス)ドライバーは以前からありましたが、今回は強化バネが内蔵されているためロックが進みにくくなり、防御力が向上しています。
タクトベースをアタック系にしたなら攻撃モード、ディフェンス系にしたなら持久モードと、レイヤーを基準に戦い方を決めるのも良いかもしれませんね。
デフォルト構成
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | 11 |
防御力 | 3 |
持久力 | 4 |
重量 | 9 |
機動力 | 6 |
バースト力 | 2 |
タクトロンギヌス.12E.T'. 双をバーストベイスタジアムで戦わせてみた感想をまとめていきます。
数値はバランスが取れていて強そうですが、攻撃力・防御力・持久力どれも中途半端な性能だと感じています。
双ウエイトとタクトベースの組み合わせは攻撃と持久力を兼ね備えた組み合わせですが、バーストさせるには攻撃力が足りず、持久力ではスタミナ型に勝てませんでした。
どっちつかずのレイヤーとディスク・フレームの噛み合わなさがダイレクトに勝敗に現れているのが分かります。
勝率を上げるためには、どの型にするのかを選んでレイヤー・ディスク・フレームを特化したパーツに組み替える必要がありそうです。
最凶デザインのおすすめ改造
ここでおすすめするのは、勝率を無視したデザイン重視の改造それが『タクトロンギヌス.Ar.X'. 轟』です。
公式サイトでステータスが公開されていないパーツ轟ウエイトを使用しているため、表は全て「-」としています。
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | ‐ |
防御力 | ‐ |
持久力 | ‐ |
重量 | ‐ |
機動力 | ‐ |
バースト力 | ‐ |
入手が難しい轟ウエイト・Ar(アラウンド)ディスク・X'(エクストリームダッシュ)ドライバーを惜しげもなく使った贅沢な構成です。
タクトベースに合わせて紫・真紅のパーツで統一したことで上から下まで禍々しさが一層増し、最強ならぬ最凶のデザインに!
勝率を無視とは言ったものの、改造に使ったパーツはどれも攻撃特化の優秀なパーツですので、デフォルト構成と比べれば勝率は上がりました。
それでも勝率は3割無い程度なので、せっかくのタクトベースを使いこなせていないと痛感しています。
この改造に使用した各パーツをご紹介しましょう。
轟ウエイトは片一方が開いた超偏重心で、アタックが相手をすくい上げるような斜めの軌道となります。
タクトベースに組み込むと左右非対称に合計5つの刃が飛び出し、アシンメトリーな異色のレイヤーに!
2019年10月のコロコロコミック応募者サービスの限定ベイ『ドラゴヴァルキリー.Z.Q' 轟』にしか使用されていないため、現在は中古でしか入手できません。
Ar(アラウンド)ディスクは、4つのメタルボールがスタジアムとの摩擦を減らすことで回転力の低下を軽減するギミックを搭載しています。
フレームは装着できませんが約27gと重量級なので、攻撃力・防御力の増加も期待できる万能なディスクです。
紫のカラーは『B-146 ランダムブースターセットVol.16』のレア枠である『ガイアドラグーン.Ar.H'』にしか使用されていません。
ランダムブースターセットVol.16はまだ販売されていますので、今のうちに入手しておきたいですね。
X'(エクストリームダッシュ)ドライバーは激しく暴れまわる大型のラバー軸を搭載しています。
ラバー軸がスタジアムに強烈にグリップするので持久力は皆無ですが、その分衝撃を逃がすことなく相手に伝える攻撃力が特徴です。
こちらは『B-140 ランダムブースターセットVol.15』の『デッドハデス.8'E.X'』に使われています。
デッドハデス.8'E.X'はレア枠のベイではないので、轟ウエイト・Ar(アラウンド)ディスクと比較すると入手は比較的容易です。
かなり強力なパーツですので、この改造で使用しなくとも1つは持っておくことをおすすめします!
まとめ
『タクトロンギヌス.12E.T'. 双』は、ウエイトによってレイヤーの形状が変化する新ギミックが特徴的なバランス型ベイです。
しかし、デフォルト構成では攻撃や防御に特化した相手には歯が立ちませんでした。
改造はウエイト・ディスク・フレーム部分が肝だと睨んでいますが、まだベストと言える構成が見つかっていないため、デザイン重視の改造をご紹介しました。
私はまだまだタクトベースを使いこなせていないので、強い組み合わせがあればコメントやSNSで是非教えていただけると嬉しいです!