新シリーズ超王(スパーキング)1機目のベイ『B-159 スーパーハイペリオン.Xc 1A』と対になるベイ…それが『B-160 キングヘリオス.Zn 1B』です。
こちらもスーパーハイペリオンと同様に全てが完全新規パーツで構成されているダブル主人公が使う愛機ということで、開封前からワクワクしますね。
最新のバランスタイプであるキングヘリオス.Zn 1Bを、攻守のバランスに優れる最強改造とともにご紹介しましょう!
B-160 キングヘリオス.Zn 1B パーツ構成
今回ご紹介する『B-160 キングヘリオス.Zn 1B』は、超王シリーズから初登場のパーツスパーキングチップ・リング・シャーシを搭載したバランスタイプのベイ。
改造なしでも十分強いハイペリオンと対をなすベイなので、各パーツの性能に期待できそうです。
それでは、キングヘリオス.Zn 1Bのパーツ構成を見ていきましょう。
レイヤー:キングヘリオス 1B
まずはレイヤーのキングヘリオス 1Bから見ていきます。
青と銀のカラーリングからはクールな印象を受けますね。
ちなみに、B-162 ベイブレード超王対戦セットに同梱されている『キングヘリオス.Zn 1B スペシャルVer.』は青と金の限定カラーリング!
スペシャルという響きに惹かれた衝動買いでしたが、高級感溢れるカラーリングに満足しています。
スパーキングチップ:ヘリオス
ヘリオス | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 1 |
持久力 | 1 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
ヘリオスは太陽神ヘリオスをモチーフにした左回転専用のスパーキングチップです。
ロックの山は、スパーキングチップではなくシャーシ側に付いているため、GTシリーズと互換性はありません。
シャーシと組み合わせたときのロックの硬さはハイペリオンと同じくらいで、同日発売されたスタミナタイプのラグナルクよりも硬い印象を受けました。
リング:キング
キング | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 2 |
持久力 | 1 |
重量 | 2 |
機動力 | 1 |
バースト力 | 1 |
リングは、GTシリーズのベースに相当する新たなパーツですが、こちらにはウエイトが装着できません。
キングはアッパー形状の5枚刃で連続攻撃と受け流し防御を両立させた左回転専用のリングです。
アタックと受け流しの両方を求めた結果なのでしょうが、刃は控えめでスマッシュ力に欠け、受け流すにしてはゴツゴツしていると中途半端な印象を受けますね。
また、メタルパーツが入っていないため、重量は約6gしかありません。
しかし、リングはシャーシと組み合わせて初めてその実力を発揮するパーツなので、合体後に期待しましょう。
ダブルシャーシ:1B(ワンビー)
1B(ワンビー) | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 3 |
持久力 | 2 |
重量 | 7 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
ダブルシャーシは、GTシリーズのチップ(ロック)・ウエイト・ディスク・フレームに相当する新たなパーツです。
1B(ワンビー)は、バランスよく配置された5枚刃での連続攻撃と持久力を併せ持った両回転対応のダブルシャーシ。
Vn(バンガード)ディスクの様な下重心なので、ベイの姿勢保持にも期待できそうです。
分厚い形状はラチェットディスクを彷彿とさせますね。
GTシリーズの旧ドラゴンチップのような標準的な4つのロックですが、スーパーハイペリオン.Xc 1Aに使われている1A(ワンエー)シャーシよりもロックが硬い印象を受けました。
また、約43gの超重量で攻撃力・防御力ともにグンと上昇すること間違いなし!
さらに、このシャーシは取り付け位置をズラすことで刃の位置を変えることができるんです。
これによって、リングの5枚刃と位置を合わせて大型刃とした攻撃モード・位置をズラして細かな10枚刃とした防御モードを選ぶことができます。
相手の構成を見てから有利な戦い方を選択できるパーツは心強いですね。
ドライバー:Zn(ゾーン)
Zn(ゾーン) | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 1 |
持久力 | 2 |
重量 | 0 |
機動力 | 1 |
バースト力 | - |
ドライバーも完全新規であるZn(ゾーン)!
尖った軸先でスタジアムとの摩擦を極限まで減らしつつ、フリー回転ガードパーツで急加速も可能なバランスタイプのドライバーです。
このガードパーツがベイを支えてくれるおかげで、激しいアタックを受けてもベイが傾かず、安定して持久戦に持ち込むことができます。
また、Vn(バンガード)やPr(パラドックス)のように下に突き出したディスクを、スタジアムとの接触リスク無しで使用できるのがありがたいですね。
体勢を保持するドライバーは他にもG(ガード)がありますが、Zn(ゾーン)はガードパーツがフリー回転するおかげで持久力に圧倒的な差があります。
しかし、ダッシュ化されておらずロックが進みやすいので、攻撃をいなす形状のレイヤーと組み合わせることが必須と言えそうです。
デフォルト構成
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | 6 |
防御力 | 7 |
持久力 | 6 |
重量 | 9 |
機動力 | 2 |
バースト力 | 2 |
B-160 キングヘリオス.Zn 1Bをスタンダードスタジアムで戦わせた感想です。
バランスタイプらしく、可もなく不可もなしというベイでした。
ロックが緩いZn(ゾーン)ドライバーを使用していますが、組んでみると意外にもロックは進みづらくバーストのリスクは少なそう。
しかし、レイヤーのキングヘリオス1Bは攻撃力・防御力がほどほどであるため決定力に欠け、どのベイと戦ってもギリギリの戦いとなってしまいまいます。
さらに、得意とする持久戦に持ち込んでもZn(ゾーン)ドライバーでは持久力に特化したベイには及ばず、あと一歩というところで負けてしまう場面が多く見られました。
バランスの良いベイだとは感じましたが、惜しい戦いを繰り広げても勝てなければ意味がありません。
このままでは大会常連の強力なベイには敵わないため、あと一歩をモノにできる改造を施したいですね。
全性能を高めた最強改造
勝利を掴むためにあと少し足りなかった攻撃力・防御力・持久力を補う奇跡の1手、それが電動ドライバーです。
全性能がバランス良く高まったこの改造『キングヘリオス.Ig' 1S』ならどんな相手にも安定した勝利を手にできること間違いなし!
合計点 | |
---|---|
攻撃力 | 10 |
防御力 | 3 |
持久力 | 6 |
重量 | 9 |
機動力 | 7 |
バースト力 | 1 |
同日に発売されたスタミナタイプのベイ『グライドラグナルク.Wh.R 1S』に使われている新パーツ1S(ワンエス)シャーシは円形にメタルパーツが配置されており、持久力アップが期待できます。
さらに、この改造の肝である電動ドライバーIg'(イグニッションダッシュ)は高機動によるアタック力・超重量による防御力・すり鉢形状と電動機能による持久力で全性能の向上間違いなし!
相手の攻撃を受け流しつつ連打で相手の機動力を削ぎ、自身は電動機能で回り続ける強力なベイの完成です。
色も青ベースに赤の差し色で統一されていて見た目の美しさも高得点。
また、電動ドライバーの回転方向は相手のベイを見てからシュート前に切り替えることができます。
右回転ベイを相手にする場合は、回転方向を右に変更することでアタックを受けてもロックが進まず、相手レイヤーを抉る超攻撃型となるのです。
実際に右回転の超攻撃型ベイ『ジャッジメントヴァルキリー.Bl.X' 烈』との戦いで電動ドライバーを右回転に変更したところ、ぶつかり合いを制してオーバーフィニッシュを決めることができました。
持久戦にも短期決戦のぶつかり合いにも勝ち越せる性能を持っていますが、それはシュート位置・回転方向を相手に合わせて使いこなすことができて初めて発揮されます。
万能に戦えるバランスタイプだからこそ、戦術の見極めと日々の練習が必須と言えそうです。
この改造で使用したIg'(イグニッションダッシュ)ドライバーは、『B-154 インペリアルドラゴン.Ig'』にしか使われていません。
新シリーズを相手にしても改造なしで通用する強力なアタックタイプのベイなので、1つ持っておくことをオススメします。
まとめ
『キングヘリオス.Zn 1B』は超王シリーズのダブル主人公が使用するベイの1つ。
そのままでは勝利まであと一歩足りない器用貧乏なバランスタイプといった印象で、活躍させるためには改造が必須と言えそうです。
電動ドライバーと組み合わせた『キングヘリオス.Ig' 1S』なら、攻撃力・防御力・持久力全ての性能が高まるので、どんなベイを相手にしても万能に立ち回ることができます。
相手に合わせて戦術を変化させる軍師の様な戦い方が好きな人におすすめです!