最新のベイブレードの特徴は、従来には無かったバーストという相手のベイを破壊する派手な勝ち方が追加されたことです。
出典:ベイブレードバースト公式サイト ベイブレードバーストの勝ち方
バーストフィニッシュは他の勝ち方(オーバー・スピン)2回分に相当する勝ち点が得られるため、相手も積極的に狙ってきます。
そこで今回は、バーストの原理とバーストされにくいパーツをご紹介しましょう。
ベイバトルをさらに盛り上げる要素「バースト」とは
バーストとは、ベイブレードが受けた衝撃で主要パーツ(レイヤー・ディスク・ドライバー)の固定が外れて分解されることです。
激しいぶつかり合いの末にパーツが弾け飛ぶバトルは、まさに漫画やアニメのよう。
出典:コロコロオンライン 爆転シュートベイブレード 第50話「最悪の初戦!!」
ガンガンバーストさせて、派手なベイバトルを楽しみましょう!
バーストの原理
ベイ同士の接触や壁に激突したとき、レイヤーに進行方向と逆向きの力が掛かり、コマの形を維持するための「ロック」が解除方向に進みます。
ロックの数はレイヤー毎に異なりますが、これが完全に外れたときにバーストするのです。
そのため、下記いずれかの条件に当てはまるとバーストされやすくなってしまいます。
バーストされやすい条件と理由 | |
---|---|
ロックの数が少ない | バーストまでが早い |
ロックの山が小さい | 固定が弱い |
ドライバーのバネが弱い | 固定が弱い |
同じ回転方向で接触する | ロックが進む方向に衝撃を受ける(相手にも与える) |
ディスクの遠心力が強い | レイヤーが受ける衝撃が大きい |
回転にブレがない | 衝撃がロックに伝わりやすい |
自分の戦略に合わせたうえで、出来る限りバーストされにくい改造を目指したいですね。
バーストされにくいパーツの例
回転方向に関しては相手に依存するので、バーストされにくいベイに改造するときはロックの数・進みにくさを追求します。
ロックの数はレイヤー部分で決まりますが、進みにくさに関しては全てのパーツが関係しているんです。
私が改造するときは使いたいパーツを決め、ソレ以外のパーツでロックが進みにくくなるようにしています。
まだ所持パーツは35種類しかありませんが、その中でバーストされにくいと実感しているパーツをご紹介します。
ガチンコチップ
ガチンコチップとは、最新ベイブレードGT(ガチンコ)シリーズのレイヤー部分を構成するパーツの1つ。
前述したロックの数や山の大きさを決めるパーツです。
GTシリーズ以前のベイブレードには存在せず、全部で11種類なので他のパーツと比べるとまだまだ数が少ないですね。
ジョーカー
勝負の神ジョーカーがモチーフの右回転専用チップ。
私は頻繁に使用していて、性能・デザイン共に文句のつけようがないと感じています。
ジョーカー | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 1 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
3つあるロックの中で最初が硬くなっていて、一番威力のある初撃の反動を耐える・1つのロックだけで抑えられるのが特徴です。
名前の通り、バーストを狙う切り札となるように他のパーツを選びたいですね。
一見同じに見える上下の顔がよく見ると笑顔・泣き顔になっているのがお洒落で気に入っています。
ヒュドラ
蛇神ヒュドラがモチーフの右回転専用チップ。
毒ポケモンのようなデザイン通り、ねちっこい戦い方と相性が良いと感じています。
ヒュドラ | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 2 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
ジョーカーと真逆の特徴で、3つあるロックの中で最後が硬く、相手の回転力が落ちてくる後半に粘ります。
最初のロックが進みやすい特徴を生かし、ロックの進行に合わせたギミックを持つパーツと組み合わせれば正に鬼に金棒。
ブログ管理者のうぃるさんが気に入っているチップということもあり、当ブログでの登場も多そうです。
ヴァルキリー
戦いの神ヴァルキリーがモチーフの右回転専用チップ。
アニメでは2年間無敗で世界チャンピオンに君臨する前作主人公の相棒なので、愛用者も多いのではないでしょうか。
ヴァルキリー | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
多少の攻撃では全く動かない程の大きく硬い2つのロックを持ち、攻撃でも防御でも万能に使えます。
スーパーロボットのような勇ましい顔が特徴的ですが、原典の北欧神話では女性なんですよね。
もう少し可愛い感じにできなかったのでしょうか…
ロンギヌス
破滅の槍ロンギヌスがモチーフの左回転専用チップ。
ドラゴン・白・青のデザインが爆転シュートの主人公機ドラグーンシリーズを彷彿とさせます。
ロンギヌス | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
ヴァルキリーの左回転版といった特徴で、多少の攻撃では全く動かない程の大きく硬い2つのロックを持ち、攻撃でも防御でも万能に使えます。
左回転ベイの改造の幅が広がるパーツなので、1つ持っておくと便利だと感じています。
ウェイト
ウェイトとは、GTシリーズのレイヤー部分を構成するパーツの1つ。
ベイが回転するときの重心を決めるパーツで、重心がブレていればロックに衝撃が伝わりにくくなります。
こちらもGTシリーズ以前のベイブレードには存在せず、全部で6種類とまだまだ数が少ないですね。
幻
唯一無二のラバー製のウエイト。
幻 | |
---|---|
攻撃力 | 0 |
防御力 | 3 |
持久力 | 1 |
重量 | 1 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
ディスクと接触し、摩擦力でロックを進みにくくする仕組みとなっていて、バースト耐性が格段に上がることが特徴です。
詳細は、幻ウエイトを使用したベイ「ドレッドバハムート.7W.Om 幻」のレビューでご紹介しています。
烈
左右で重さが異なるため、軸に角度をつけた攻撃を可能とするウェイト。
烈 | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 0 |
持久力 | 1 |
重量 | 2 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
軸がブレているので、理論上は衝突時の衝撃がロックに伝わりにくくなります。
体感的にですが、閃(重さを外側で均一に分散させるウェイト)と比べるとバーストされにくい印象を受けました。
ベース
ベースとは、ベイ同士が衝突したときに接触するベイバトルの肝を握るパーツです。
GTシリーズではレイヤー部分を構成するパーツの1つで、GTシリーズ以前のベイブレードでは前述したチップ・ウェイトが一体となっています。
ベース中心部が薄ければ薄いほどロックがドライバーのバネと強く接触してバーストされにくくなります。
エース
鋭い2枚のアッパー刃とブ厚くて重みのある2枚の打撃刃を持つ、右回転専用王道アタックタイプのベース。
中心部が薄いので、ロックがドライバーのバネと強く接触します。
エース | |
---|---|
攻撃力 | 3 |
防御力 | 0 |
持久力 | 1 |
重量 | 3 |
機動力 | 1 |
バースト力 | 2 |
ロックは頑強ですが、私のシュートが悪いのかアッパー攻撃も打撃攻撃も中途半端でイマイチ扱い辛い印象を受けるパーツでした。
ツヴァイ
超重量のメタルを搭載した大型アッパー刃で相手を激しく弾き飛ばす左回転専用の超アタックタイプのベース。
エースと同じく中心部が薄いので、ロックがドライバーのバネと強く接触します。
ツヴァイ | |
---|---|
攻撃力 | 3 |
防御力 | 0 |
持久力 | 0 |
重量 | 5 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 3 |
メタル搭載の強烈なアッパー刃で相手の体勢を崩しつつ、自分は頑強なロックで反動に耐えることができるので、エースの完全上位互換といった印象を受けます。
ドラゴン・白・青・左回転なので、実質現代版ドラグーンと言えるのではないでしょうか。
ガイアドラグーン
爆転シュートに登場する皇大地の相棒「伝説の聖獣ガイアドラグーン」のレイヤー。
巨大なフリー回転ウイングが確実に相手のレイヤーを捕らえるアタックタイプ。
ロックの山が大きく飛び出ているので、ドライバーのバネと強く接触します。
ガイアドラグーン | |
---|---|
攻撃力 | 4 |
防御力 | 1 |
持久力 | 0 |
重量 | 2 |
機動力 | 3 |
バースト力 | 1 |
爆転シュート世代なら絶対に欲しくなるこのパーツ。
当時を再現したウイングギミックは、当時と同じように余計なところに接触し、回転力を著しく失います。
ロックは硬いのですが、はっきり言って弱いです。
思い出補正もあり、デザインは最高なので観賞用として持っておくことになりそうですね。
ベース:ロード
最高クラスの攻撃と防御を切り替えることができる左右両回転対応のベース。
ロード | |
---|---|
攻撃力 | 5 |
防御力 | 3 |
持久力 | 2 |
重量 | 5 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
最大の特徴は、ベース背面の突起がディスクと接触してロックが硬くなること!
この突起のおかげで、攻撃型・防御型どちらの構築も実現できます。
詳細は、ロードベースを使用したベイ「ロードスプリガン.Bl.D'」のレビューでご紹介しています。
ドレッド
相手の攻撃を受け流してバーストを防ぐ左回転専用のディフェンスタイプのベース。
ドレッド | |
---|---|
攻撃力 | 1 |
防御力 | 5 |
持久力 | 1 |
重量 | 3 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 1 |
ロックが進むことで完全な円形となるギミックを持っているため、攻撃を数回受けたあとの粘りが特徴です。
中心部に厚みがあり、ドライバーのバネとロックの接触が弱いため、幻ウエイトなど他のパーツとの組み合わせで真価を発揮します。
ディスク
ディスクとは、ベイの遠心力を決める鉄製のパーツです。
ディスクの遠心力が小さいほどレイヤーの動きに反発しないため、衝突時にロックが進みにくくなります。
また、厚みによってロックとドライバーのバネが接触する強さが変わるので、レイヤーと同様に中心部が薄いものを選ぶとバーストされにくくなります。
ファイブ
フレームパーツの取り付けが可能なコアディスクで、5つの刃がアッパーフォースを生み出すスタミナ系ディスク。
ファイブ | |
---|---|
攻撃力 | 0 |
防御力 | 0 |
持久力 | 3 |
重量 | 1 |
機動力 | 1 |
バースト力 | - |
私が持っているディスクの中で最もサイズが小さく・薄いため、他と比べてかなりバーストされにくくなります。
ただし、遠心力が無いということは攻撃力・持久力が無いということ。
パラメータ上は持久力3となっていますが体感的には1か2くらいでしょうか。
ディスクでバーストされにくくする場合は、レイヤー・ドライバーで攻撃力と持久力を確保しないと勝てません。
フレーム
フレームとは、ディスクに取り付ける攻撃や防御性能を強化するプラスチックパーツ。
僅かながら重量も増加できるので、スタジアム端の押し合いに強くなる印象があります。
しかし、ベイに角度がつくとスタジアムと接触するリスクもありますので、自分が狙うベイの動きに合わせて脱着が必要です。
ターン
表は引っかかる攻撃型・裏は受け流す防御型と1つで2種類の使い方ができるフレーム。
バーストされにくくするためには、防御型として使用します。
ターン | |
---|---|
攻撃力 | 2 |
防御力 | 1 |
持久力 | 0 |
重量 | 0 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
相手と接触しても引っかからない形状なので理論上はバーストされにくくなるはずですが、どれほど機能しているのかまだ実感できていません。
ドライバー
ドライバーとは、ベイの挙動を決めるコマの軸にあたるパーツ。
ロックを固定するバネが内蔵されていて、バネの強さがバーストされにくさに直結します。
軸先の形状によって動きが大きく変わるので、戦略に合わせたチョイスが重要です。
〜ダッシュ系
スパイラルダッシュ・アクセルダッシュ・ハンターダッシュなど、名前にダッシュとついているドライバーは通常よりも強力なバネを内蔵しているため、攻撃力・防御力が高くなっています。
他のドライバーと比べてバネの強さが段違いなので、ロックの弱いレイヤーでもしっかり固定してくれます。
ハンターダッシュ(写真右) | |
---|---|
攻撃力 | 3 |
防御力 | 1 |
持久力 | 1 |
重量 | 0 |
機動力 | 3 |
バースト力 | 0 |
〜ダッシュ系のドライバーは総じて激しく動くため、攻撃力の高さと引き換えに持久力はそれほど無い印象を受けます。
とにかくバネが強いので、前述したロックが硬くなるパーツと組み合わせればバースト対策はバッチリです。
ジャイロ
軸先がフリー回転することで接地面との摩擦を減らし、長時間回転し続けやすいドライバー。
〜ダッシュ系には遠く及びませんが、私が持っている持久力重視のドライバーの中では一番強いバネを内蔵しています。
ジャイロ | |
---|---|
攻撃力 | 0 |
防御力 | 1 |
持久力 | 3 |
重量 | 1 |
機動力 | 0 |
バースト力 | 0 |
他の持久力重視のドライバーはバネが弱く、レイヤーやディスクでバーストされにくくなるように工夫していましたが、このドライバーだけは違いました。
そこそこバネが強いので、ロックの硬いチップを使えば他のパーツは何と合わせてもそこそこバーストされにくくなります。
戦略の幅が広がるので、万人におすすめできるパーツです。
バーストされにくいだけでは勝てない
所持パーツの中で最もバーストされにくいベイを組んで強さを試してみました。
エースヴァルキリー.FT.Ht` 烈 | |
---|---|
攻撃力 | 12 |
防御力 | 2 |
持久力 | 6 |
重量 | 6 |
機動力 | 5 |
バースト力 | 3 |
シュート直後に激しくぶつかり合っても、壁にぶつかっても今まで1度もバーストしていません。
しかし、ハンターダッシュドライバー(Ht`)のラバー軸の摩擦力が強すぎて相手よりも先に止まってしまうため、1度も勝ったこともありません。
バーストされにくさだけでなく、勝つための攻撃力や持久力を残すバランスが大切ですね。
まとめ
バーストされにくいベイで激しくアタックできれば、一方的なバーストフィニッシュを狙うことができます。
しかし、バーストされにくさだけを特化してしまうと攻撃力や持久力が損なわれることに。
攻守のバランスを考えながら、自分の戦略に合わせた改造を追求していきましょう!
まだ所持パーツが少なく検証不足なので、新パーツを入手次第ドンドン更新していきます。